「山紫水明」とは、山々は紫に霞み、川の水は清く澄んでいる様子のこと。
意味:
- 山々は紫に霞み、川の水は清く澄んでいる様子。
- 自然の風景が清らかで美しいこと。
由来:
- 中国の唐代の詩人、王勃の「滕王閣序」の一節「落霞与孤鶩斉飛,秋水共長天一色」から。
- これは、「夕焼けと雁が並んで飛び、秋の水と広い空が同じ色になっている」という意味で、美しい自然の風景を表現しています。
使い方:
- 山紫水明の風景を形容する際に使う。
- 転じて、美しい景色を誇る場所を指すこともある。
例文:
- この湖畔の風景は、まさに山紫水明である。
- 京都は、山紫水明の古都として有名である。
- 彼らは、山紫水明の田舎で隠居生活を送っている。
類義語:
- 風光明媚
- 清流
- 緑豊かな
- 自然の美
- 景勝地
対義語:
- 荒涼とした
- 殺風景
- 汚染された
- 人工的な
- 無機質な
参考URL:
山紫水明(さんしすいめい)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書
補足:
- 「山紫水明」は、中国の古典文学から生まれた表現ですが、日本でも古くから使われており、俳句や和歌などの題材にもなっています。
- 近年では、観光地のパンフレットや広告などにもよく使われています。
例文:
- 奥入瀬渓流は、山紫水明の景観が楽しめる人気の観光地である。
- 箱根は、山紫水明の温泉地として有名である。
- 長野県は、山紫水明の自然に恵まれた地域である。