徹頭徹尾

【漢字】徹頭徹尾
【読み】てっとうてつび
【意味】最初から最後まで徹底して自分の考えを貫く。
【例文1】徹頭徹尾で、これ以上彼と話しても時間の無駄。
【例文2】徹頭徹尾の意見を貫く。
【例文3】徹頭徹尾で頑固。

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徹頭徹尾を貫く

「徹頭徹尾 」は、行動や考えが始まりから終わるまで一貫する様を意味する四文字熟語です。この言葉を聞いて最初に頭に浮かんだのが、プロ野球で「オレ流」の考えを持ち、中日ドラゴンズの黄金期を作った落合博満氏です。
落合氏は試合中も黙って腕組みしている姿がテレビなどで写し出されます。選手を責めたり、マスコミにチームのことを多くは語ろうとしません。非情と世間が思える采配を良くすることでも有名で、落合氏のふてぶてしい態度を気にいらない方も多く存在します。
キャンプなどの練習はプロ野球の球団で一番練習時間を要し、打つ・守るという普通の野球を目指した落合氏の独特な指導法を支持する方もたくさんいます。厳しくて接しづらい印象を受けますが、意外とお喋りで選手の父親のような存在だったのではないでしょうか。
終始、徹頭徹尾を貫く姿勢は徹底されており、相手監督からしたら不気味に映ったでしょう。チーム状況を一から書き換える作業や、野球に対する真剣で普通な考えは時として、異常で独自の考えだと解釈される場合があります。ですから「オレ流」というフレーズをマスコミが好んで使用したのでしょう。
落合氏には「徹頭徹尾」という言葉が似合いますね。

座右の銘にする人も多い四字熟語「徹頭徹尾」

皆さんも中学や高校の入試、もしくは就職活動の面接で、担当の面接官から「あなたの座右の銘は何ですか」と聞かれた経験があるのではないでしょうか。四字熟語として有名な「徹頭徹尾」は、自分の主張や意志、方針を初めから最後まで貫き通すことを意味しますので、座右の銘にする四字熟語として相応しいかもしれません。「徹頭徹尾」以外にも自分の主張や意志、方針を初めから最後まで貫き通すことを意味する四字熟語が数沢山あります。「終始一貫」(しゅうしいっかん)や「首尾一貫」(しゅびいっかん)等が同じ意味を持つ四字熟語として有名ではないでしょうか。逆に、反対の意味を持つ四字熟語として有名なのが「竜頭蛇尾」(りゅうとうだび)です。

しかし、皆さんの中には、自分自身の座右の銘を決めていない人がいるかもしれません。無理矢理決めるものでもないですし、特に気にする必要のないことですが、この機会に自分自身の座右の銘について考えてみてはどうでしょうか。

自分自身の座右の銘を考えているうちに、四字熟語といった語彙にも強くなれるので一石二鳥ではないでしょうか。