「敵に塩を送る」とは、敵が困っている時に、あえて助けること

「敵に塩を送る」とは、敵が困っている時に、あえて助けること。

読み方: てきにしおをおくる

意味:

  • 敵が困っている時に、あえて助けること。
  • 目先の利益よりも、長期的な利益を考え、敵対する相手にも情けをかけること。

語源:

  • 戦国時代の武将、上杉謙信が、敵対していた武田信玄の領地が塩不足に苦しんでいるのを聞き、塩を送ったという故事から。

類義語:

  • 敵を助ける
  • 情けをかける
  • 思いやり
  • 大度
  • 博愛

対義語:

  • 見捨てる
  • 攻撃する
  • 敵対する
  • 冷酷
  • 無慈悲

例:

  • 彼は、ライバル会社が倒産しそうになった時、資金援助をして助けた。まさに敵に塩を送るような行為だ。
  • 彼女は、いつも弱い者いじめをしている人を注意する。敵に塩を送るような優しさを持っている。
  • 会社は、環境問題に取り組むことで、競合他社との信頼関係を築いている。敵に塩を送るような戦略だ。

補足:

  • 「敵に塩を送る」という言葉は、必ずしも相手を助けることだけを意味するわけではありません。
  • 相手の弱みにつけ込むことなく、長期的な視点で関係を改善しようとするという意味合いもあります。

参考情報:

その他:

  • 「敵に塩を送る」は、日本語独特の表現です。英語では、「Help your enemy when they are in need」、「Show compassion to your opponent」などの表現が近い意味になります。

例文:

  • A: 彼は、いつも困っている人を助けているね。
  • B: そうだね。まるで敵に塩を送るような優しさを持っているね。
  • A: 私も、彼を見習って、困っている人を助けたいと思う。
  • B: いいね。助け合いは大切からね。
  • A: そうだね。私もできることから始めよう。

参考URL:
敵に塩を送る - Wikipedia