「乗りかかった船」とは、始めてしまった物事を途中でやめるわけにはいかないことのたとえ

「乗りかかった船」とは、始めてしまった物事を途中でやめるわけにはいかないことのたとえです。

意味

「乗りかかった船」は、いったん岸を離れた船からは下船できないことから、物事を始めてしまった以上は、途中でやめるわけにはいかないというたとえです。

使い方

「乗りかかった船」は、以下のような状況で使われます。

  • プロジェクトを途中で放棄することはできない。
  • 始めた以上は最後までやり遂げよう。
  • 辞めたい気持ちもあるけど、責任があるので頑張ろう。

例文

  • 新しいプロジェクトを始めたばかりだけど、もう辞めたい気持ちでいっぱいだ。でも、「乗りかかった船」だから、最後までやり遂げるしかない。
  • 彼氏は浮気をしてしまったけど、結婚式の準備も進んでいるし、今さら別れるわけにはいかない。「乗りかかった船」だから、このまま結婚するしかないのかな。
  • この会社はブラック企業だと分かっていても、他に就職先が見つからない。今さら辞めたら生活が困る。「乗りかかった船」だから、もう少し頑張ってみよう。

類義語

  • 乗りかかった馬
  • 渡りかけた橋
  • 騎虎の勢い
  • 羹に懲りて膾を吹く
  • 謗りを免れない
  • 智に働けば角が立つ情に棹させば流される
  • 弁当を使う

対義語

  • 中途半端
  • 投げ出す
  • 諦める

参考URL:
乗り掛かった船(ノリカカッタフネ)とは? 意味や使い方 - コトバンク