「管を巻く」とは、酒に酔ったりなどして、とりとめのないことや不平などをくどくど言うこと

「管を巻く」とは、酒に酔ったりなどして、とりとめのないことや不平などをくどくど言うことです。

「管を巻く」には、2つの意味があります。

  1. 織機の杼(ひ)に入れる管に緯(よこいと)にする原糸を巻きつけること

これは織物の製造過程における技術的な用語です。

  1. 酒に酔ったりなどして、とりとめのないことや不平などをくどくど言うこと

これは比喩的な表現で、糸巻きのように同じことをぐるぐる繰り返す様子から、「くだをまく」という言葉が生まれました。

どちらの意味で使われているかは、文脈によって判断する必要があります。

例文

  1. 織機の杼(ひ)に入れる管に緯(よこいと)にする原糸を巻きつけること
  • 職人が手際よく管に糸を巻きつけていく。
  • 糸を巻きつける作業は、熟練した技術が必要だ。
  • 機械で糸を巻くよりも、手作業で巻いた方が丈夫な糸になる。
  1. 酒に酔ったりなどして、とりとめのないことや不平などをくどくど言うこと
  • 彼は酒に酔って、くだを巻き始めた。
  • 彼女は、仕事の愚痴を延々と聞かせてくれた。
  • 近所のおばさんは、いつもくだを巻いている。

類義語

  • くだをまく
  • 長々と話す
  • 愚痴を言う
  • 文句を言う
  • 不平を言う

英語表現

  • ramble on
  • talk in circles
  • go on and on
    *唠叨
  • complain

注意点

  • 「管を巻く」は、ネガティブな意味合いで使われることが多いです。
  • 長々と話したり、愚痴を言ったりする人を、批判的に表現する場合に使用されます。

その他

  • 「管を巻く」は、注意が必要な表現です。
  • 周りの人を不快にさせないように、発言には注意が必要です。

参考URL:
管を巻く | ルーツでなるほど慣用句辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス