「腐っても鯛」とは、元々価値のあるものは、多少傷んでいても、それなりの価値は残っているという意味

「腐っても鯛」とは、元々価値のあるものは、多少傷んでいても、それなりの価値は残っているという意味。

読み方

くさってもたい

意味

  • 元々価値のあるものは、多少傷んでいても、それなりの価値は残っている。
  • 優秀な人物は、落ちぶれても、本来の能力や資質を失わない。

語源

鯛は高級魚の代表格であり、多少腐敗しても他の魚よりは価値があることから。

類義語

  • 虎の子は虎
  • 種は瓜
  • 隔世遺伝
  • 遺伝
  • 性格は親譲り

例文

  • あの会社は今は業績が落ちているが、腐っても鯛だから、いずれ復活するだろう。
  • 彼は昔は優秀な選手だったが、怪我で引退しても、腐っても鯛で指導者として成功している。
  • 彼女は美貌が衰えても、腐っても鯛で、その存在感は変わらない。

使い方

  • 落ちぶれた人や物でも、本来の価値を評価したい時に使う。
  • 元々価値のあるものが、多少傷んでも、それなりの価値は残っていることを表現したい時に使う。

注意

「腐っても鯛」は、必ずしも肯定的な意味で使われるわけではありません。単に、過去の栄光に固執して、現状を直視しようとしない人を批判する場合にも使われます。

英語表現

  • A diamond in the rough
  • A good thing is still good even when it's damaged
  • A leopard can't change its spots
  • Once a king, always a king
  • You can't polish a turd

参考URL:
腐っても鯛 - ウィクショナリー日本語版