もったいつける

【漢字】もったいつける
【読み】もったいつける
【意味】重大な発言の前にジラしたり意味深な発言をする。
【例文1】もったい付けないで早く話してくれ。
【例文2】彼女が出来た事をもったい付けて話す。
【例文3】告白の返事にもったいつける。

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もったいをつけるとは

もったいぶった人、などという表現を使いますが、まさしくもったいをつける人のことを表しています。
いかにもものものしくみせる、とか重々しくみせる、という意味なのですが、これには二通りの解釈が考えられます。
まず、披露するその物(人)の価値が非常に優れていたり、希少であったりする場合、紹介する側からすれば心して拝謁せよという紹介者のその物に対する尊敬や称賛の気持ちがすごく深いという時です。
紹介者からすると、とにかく皆に自分と同じ尊敬の念を持ってもらいたいという気持ちのあらわれなのです。
もう1つは、焦らすことを目的とした場合です。
同じような意味あいで、出し惜しみするという表現がありますが、簡単には披露しないことによって、その物(人)の希少価値を高めることが目的となります。
例えば、商品を売る目的の場合、それがいかに次場らしいものであるか散々アピールして、買い手の創造力を刺激し、期待を持たせながら、現物はなかなか披露せず、交渉しながら値をつり上げることなどもあります。
異性にいい寄られた時、こちらにも好意はあるけれども、相手の気持ちをもっと引き寄せる為に、わざともったいをつけて返事を引き伸ばす、恋愛の常套手段もあります。