堪忍袋の緒が切れる

【漢字】堪忍袋の緒が切れる
【読み】かんにんぶくろのおがきれる
【意味】もうこれ以上我慢できなくて怒りが爆発する。
【例文1】夫が毎晩飲み歩いてそろそろ堪忍袋の緒が切れそう。
【例文2】浪費癖が直らず堪忍袋の緒が切れる。

堪忍袋の緒が切れるをテーマにした記事 

自転車のタイヤをイタズラされ堪忍袋の緒が切れる

通勤で、駅の近くにある有料の駐輪場を利用していますが、ここ最近になって自転車へのイタズラが多発しています。
こないだは私の隣に停めていた人が、サドルを盗まれたりなど、イタズラや盗難が多くなっていました。
私もタイヤの空気を抜かれることがあり、頭にきていましたが、先日は駐輪場に停めている間にパンクしていたので、自転車屋へ修理に出すと針みたいので刺されていると言われました。
こういった悪質なイタズラをする人の気持ちが理解できませんが、その時は仕方ないと諦めていました。
しかし、その2日後にまたパンクしていたので自転車屋へ行くと、今度は針のような物で7箇所刺されていると言われ、チューブごと交換することになり高い修理代がかかりました。
堪忍袋の緒が切れるという言葉がありますが、正にその状態になった私は、そのまま警察へ行き被害届けを出しました。
また、駐輪場の管理会社にもクレームを言って、防犯カメラを付けるなど対策をして欲しいと伝えました。
その後、防犯カメラを設置したり警察が定期的に巡回するなどの対応があり、自転車へのイタズラは無くなっています。
悪質なイタズラに対してはかなり頭に来て、犯人を捕まえたい気持ちになりました。

堪忍袋の緒が切れるとは

「堪忍袋の緒が切れる」とは、もうこれ以上我慢できなくなり怒りが爆発してしまうことを意味します。ただ怒っているだけでなく、許容量を超えることから相当の怒りをを表すときに用いられます。
堪忍袋とは堪忍する度量を袋にたとえていますので実在する袋ではありません。どれだけ腹が立つことがあっても怒りを袋に入れ袋の口を紐で縛ると漏らすことはありませんがさすがに詰め込みすぎると堪忍袋がいっぱいになってしまい縛っていた紐が切れて外に飛び出してしまいます。この紐が緒になります。
使い方としては「同僚の雑な対応についに堪忍袋の緒が切れてしまった。」「父の堪忍袋の緒が切れる前に謝りに行こう」などと言った使い方をします。
私は普段怒りを前に出さない方ですが、同僚が仕事に対して不真面目でその分私に仕事が回ってきてしまうことがよくあり、最終的には堪忍袋の緒が切れてしまい、怒りを外に出してしまったことがありました。堪忍袋の緒が切れてしまうと自分でもよくわからなくなるほど怒りが飛び出してしまい結局同僚もそれから仕事に真面目になりました。
堪忍袋の緒が切れてしまうと周りが見えなくなることもありますので、なるべく緒が切れない程度に堪忍袋に詰めていくようにしましょう。