一知半解

【漢字】一知半解
【読み】いっちはんかい
【意味】一つは知っているが、半分しか理解できていない。
【例文1】訪問販売の営業マンだって一知半解。
【例文2】営業トークが一知半解。

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一知半解にならないネット社会

今やインターネットは生活のメインになりつつあります。高齢者もスマートフォンのアプリを駆使するような時代になりました。しかし、情報が簡単に手に入るからこそ一知半解になっているとも言えると思います。私はよく仕事の関係で、色々な女性達と食事をする機会があります。キラキラしている女性達は情報を得ることに対してもとても貪欲。さまざまな知識を豊富に持っているのです。
しかし、時々あれ?と思うようなことがあります。知識がちょっと古いなと思うようなことが多いのです。例えば女性の大好きなスムージー。日本人女性は体を冷やしやすいので、氷を入れて作るのは厳禁です。白湯を用意したり、ホットスムージーなどを飲むというのが主流になりつつあります。しかし、キンキンに冷えたスムージーの素晴らしさを語る方がいました。こういう時、一知半解ではないのかと思うようになったのです。
インターネットで適当に流し読みした知識を、まるでその場で見聞きしたように語る方、周りにいませんか?私の周りにはたくさんいます。これはネット社会の弊害とも言えるでしょう。だからこそ、情報に踊らされすぎないように吟味していく必要があるのだと思います。一知半解にならないネット社会を目指したいですね。

一知半解な知識を話に取り込める人は会話力が高い

「一知半解」という言葉を私は今まで聞いたこともありませんでした。
なんとなく一つ一つの言葉を考えれば想像はつくものの、実際にはどのような意味で用いられているのか、調べてみました。
「一知半解」とは、物事を少ししか分かっておらず、十分に理解していないこと、という意味で、生かじりとも言い換えられる言葉です。
この言葉を見てふと考えたことがありました。
どんな人でも、政治であれ芸能であれ、この一知半解な知識の分野というのは存在すると思います。
しかし、好きなことは沢山話せても、自分が一知半解である分野のことに関して話を膨らませることは容易くなく、これができる人はコミュニケーション能力に優れているといえます。
得意分野は引き出しが多い分、次々と話を続けていくことができますが、理解の少ない分野というのは想像が膨らまず、なかなか会話を続けることが難しいものです。
探究心の強い人は、「それってどういうこと?」「だからこういうことになるんだね!」と上手く返すことができるのでしょうが、皆が皆それをできる訳ではありません。
しかし、サービス業に携わっている人は特にこの技術が必要とされます。
コミュニケーションに必要なのは深い知識以上に、一知半解な知識でも、それについて知りたいという意欲を持つことが重要なのではないかと、この言葉を調べて改めて思いました。