「耳に付く」には、物音や声などが耳にとまって、いつまでも忘れられなくなるという意味

「耳に付く」には、物音や声などが耳にとまって、いつまでも忘れられなくなるという意味があります。

  1. 印象に残る
  • 物音や声などが耳にとまって、いつまでも忘れられなくなる。
  • 同じことを何度も聞かされて、聞き飽きている。 うるさく聞こえる。

例文

  • 赤ちゃんの泣き声が耳に付く。
  • ずっと同じ音楽を聴いていると、耳に付く。
  • 彼の自慢話はいつも耳に付く。
  1. 違和感がある
  • 話し方や言葉遣いに違和感がある。
  • 何か嘘をついているような印象がある。

例文

  • 彼の言い訳はどこか耳に付く。
  • その話はどこかしら耳に付く。
  • 彼女の言葉遣いはいつも耳に付く。
  1. 語源

「耳に付く」の語源は、江戸時代の武士の言葉遣いである「耳に障る」が変化したものと考えられています。

「耳に障る」は、「聞くのが不快である」という意味で使われていました。

それが転訛して、「耳に付く」という言葉が生まれ、「印象に残る」という意味で使われるようになりました。

  1. 現代社会での解釈

現代社会においては、「耳に付く」という言葉は、ポジティブにもネガティブにも使われます。

ポジティブな意味合いとしては、「印象的である」という意味で使われます。

一方、ネガティブな意味合いとしては、「うるさい」や「違和感がある」という意味で使われます。

文脈によって、どちらの意味合いで使われているのかを判断する必要があります。

まとめ

「耳に付く」には、「印象に残る」と「違和感がある」の2つの意味があります。

ポジティブにもネガティブにも使われる表現なので、文脈によって意味合いを判断することが大切です。

参考URL:
耳に付く(みみにつく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書