「耳を澄ます」は、注意深く聞くという意味の慣用句

「耳を澄ます」は、注意深く聞くという意味の慣用句です。

語源

「耳」は、音を感じる器官です。
「澄ます」は、澄み切らせるという意味の動詞です。

つまり、「耳を澄ます」という言葉は、心を静めて、音に集中するという意味になります。

意味

  • 注意深く聞く
  • 集中して聞く
  • よく聞き取る
  • 耳を傾ける

使い方

  • 静寂の中、彼は鳥のさえずりに耳を澄ました。(Seijaku no naka, kare wa tori no saezuri ni mimi o sumasta.) - 静寂の中、彼は鳥のさえずりに耳を澄ませた。
  • 彼女は、彼の話を真剣に耳を澄まして聞いた。(Kanojo wa, kare no hanashi o shinken ni mimi o suma shite kīta.) - 彼女は、彼の話を真剣に聞いていた。
  • 子供たちは、先生の説明に耳を澄ました。(Kodomotachi wa, sensei no setsumei ni mimi o sumasta.) - 子供たちは、先生の説明に集中して聞いていた。

例文

  • 例文1: 講演者は、聴衆に耳を澄ませてもらおうと、静かに話し始めた。(Kōen sha wa, chōshū ni mimi o sumasete morおう to, shizuka ni hanashi hajimeta.) - 講演者は、聴衆に注意深く聞いてもらおうと、静かに話し始めた。
  • 例文2: 私は、彼の言葉に耳を澄まし、彼の真意を理解しようと努めた。(Watashi wa, kare no kotoba ni mimi o suma shi, kare no shin'i o rikai shiyou to tsumotta.) - 私は、彼の言葉に注意深く耳を傾け、彼の真意を理解しようと努めた。
  • 例文3: 繊細な音楽を聴くときは、心を落ち着かせて耳を澄ますことが大切だ。(Sensai na ongaku o kiku toki wa, kokoro o otoshi て mimi o suma su koto ga taisetsu da.) - 繊細な音楽を聴くときは、心を落ち着かせて注意深く聞くことが大切だ。

類似のことわざ

  • 耳をそばだてる
  • 耳を傾ける
  • 聞き耳を立てる
  • じっと聞く
  • 集中して聞く

英語表現

英語では、「耳を澄ます」に相当する単一の表現はありませんが、状況に応じて以下のような表現を使い分けることができます。

  • 注意深く聞く: listen attentively, pay close attention, listen carefully
  • 集中して聞く: focus on listening, concentrate on what someone is saying, give someone your full attention

その他

「耳を澄ます」という言葉は、五感を研ぎ澄ませ、物事の本質を見極めるという意味合いでも使われることがあります。

深い洞察力や感性を表現する言葉と言えます。

しかし、あまりにも頻繁に使うと、聞き上手という印象を与えてしまう可能性もあるので、状況に合わせて使い分けることが大切です。

参考URL:
耳を澄ます(みみをすます)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書