「将棋倒し」には、人が密集した場所で、一人が倒れるなどして隙間ができ、集団のバランスが崩れることで雪崩を打つように転倒者が広がる現象

「将棋倒し」には、人が密集した場所で、一人が倒れるなどして隙間ができ、集団のバランスが崩れることで雪崩を打つように転倒者が広がる現象という意味があります。

  1. 将棋の駒を並べて、端の駒を倒すと、次々と倒れていく遊び

    将棋の駒を一直線に並べ、端の駒を倒すと、その駒の倒した勢いで隣の駒が倒れ、それが連鎖して次々と駒が倒れていく遊びです。子供から大人まで楽しめる、シンプルな遊びです。

    将棋倒しは、運動会やお祭りなどのイベントでよく見かけます。また、縁起物として、新築祝いや開店祝いなどの贈り物にも使われます。

  2. 人が密集した場所で、一人が倒れるなどして隙間ができ、集団のバランスが崩れることで雪崩を打つように転倒者が広がる現象

    主にコンサートやスポーツ観戦などのイベントで発生します。人が密集した場所で一人が倒れると、その人の周りの人が隙間を埋めようと前に詰め寄り、さらにその周りの人が詰め寄ることで、ドミノ倒しのように次々と人が倒れていきます。

    将棋倒しは、大惨事につながる可能性があるため、イベントの主催者は安全対策をしっかりと行う必要があります。

上記2つの意味の他に、比喩表現として以下の意味で使われることもあります。

  • 次々と連鎖的に起こる悪い出来事
  • 統制がとれていない集団
  • 簡単に崩れてしまうもの

例えば、「会社の業績が将棋倒しのようだ」という表現は、会社の業績が次々と悪化している様子を表します。

「将棋倒し」は、状況や文脈によって様々な意味を持つ言葉です。適切な意味を理解して使うようにしましょう。

参考URL:
「将棋倒し」は使ってはいけない言葉? | ブログ | 澤木 幹栄 | 教員紹介 | 信州大学 人文学部