「貧乏暇なし」は、貧乏で生活に追われ、少しも時間の余裕がない様子を表す慣用句

「貧乏暇なし」は、貧乏で生活に追われ、少しも時間の余裕がない様子を表す慣用句です。「貧乏隙なし」とも言い、どちらも同じ意味で使われます。

語源

「貧乏」は、お金や財産が乏しい状態を指します。「暇」は、することがなく、時間を持て余している状態を指します。

つまり、「貧乏暇なし」という言葉は、貧乏で生活に追われているため、暇な時間がないという意味になります。

意味

  • 貧乏で生活に追われ、少しも時間の余裕がない
  • 忙しく働いていて、休む暇がない
  • 常に何かしらに追われている

使い方

  • 彼は貧乏暇なしで、朝から晩まで働いている。
  • あの店はいつも繁盛していて、店員は貧乏暇なしだ。
  • 子供が小さいうちは、貧乏暇なしで大変だった。

例文

  • 例文1: 彼は日雇いの仕事で、毎日貧乏暇なしで働いていた。
  • 例文2: あの会社は業績不振で、社員は貧乏暇なしで働かされている。
  • 例文3: 子供が3人いるので、彼女は貧乏暇なしで家事と育児に追われている。

類似のことわざ

  • 忙中閑暇
  • 働き者
  • 勤勉
  • 精を出して働く
  • 一所懸命

英語表現

英語では、「貧乏暇なし」に相当する単一の表現はありませんが、状況に応じて以下のような表現を使い分けることができます。

  • 貧乏で生活に追われている: be barely making ends meet, live hand to mouth
  • 忙しく働いていて、休む暇がない: be rushed off one's feet, be up to one's ears in work
  • 常に何かしらに追われている: be constantly on the go, never have a moment to oneself

その他

「貧乏暇なし」は、良い意味で使われることが多いですが、忙しすぎてゆっくりする時間がないというネガティブな意味合いになる場合もあります。

また、この言葉はある程度親しい間柄で使用されることが多く、目上の人に対して使うのは失礼とされる場合があります。

注意:

  • 状況によっては、「貧乏暇なし」という言葉がネガティブな印象を与えてしまう可能性もあります。
  • 使用する際には、相手との関係性や状況をよく考えてから使うようにしましょう。

参考URL:
貧乏暇なし(びんぼうひまなし)とは? 意味や使い方 - コトバンク