肘鉄砲を食う

【漢字】肘鉄砲を食う
【読み】ひじでっぽうをくらう
【意味】人からの誘いを強く断られる。
【例文1】しつこい勧誘セールスに肘鉄砲を食わせる。
【例文2】デートの誘いに肘鉄砲を食う。
【例文3】しつこい人は肘鉄砲を食う。

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現実に肘鉄砲を食う状況はあるでしょうか

手酷く強い拒否を受けることを、「肘鉄砲を食う」と表現しますが、漫画などならばともかく肘で撃退することなど有り得るのでしょうか。
肘による打撃は、かなりの威力はあるものの射程が短く方向も限られ、後ろから追いすがり密着してきた相手でなければ命中しそうにありません。
コントなどでは面白いように鳩尾にしっかり命中して撃退される惨めな男性を見ることが出来ますが、成功するまで練習やリテイクが何度繰り返されているのでしょう。
ムエタイの選手でも肘技はフック気味に振り回すことで当て、肘を打ち下ろすことで大ダメージを与えます。
斜め後ろの良い角度に、これまた手ごろな距離に立ってもらわない限りは効果など期待ないと考えるのが普通です。
どうしても肘をあてたいならば八極拳法にある裡門頂肘(りもんちょうきゅう)の型などが参考になりそうです。
踏み込みながら正面の相手に肘を当てる技なので、修練を積めば有効打撃を当てる可能性は高いと思われます。
ただし相手を撃滅するための攻撃技であることは明らかなので過剰防衛でになってしまいそうです。
それなりに筋力があれば普通に顔面に向けて拳骨を振るほうがよいのでしょうか。
ヒールのかかとで相手の足の甲を踏み抜くという技もあるようですが、肘うちと同じくらいに命中させることは難しそうです。