一を聞いて十を知る

【漢字】一を聞いて十を知る
【読み】いちをきいてじゅうをしる
【意味】一部を聞いただけで全てが理解できる。
【例文1】彼女は賢く一を聞いて十を知る。
【例文2】洞察力が鋭く一を聞いて十を知る。
【例文3】一を聞いて十を知るとは効率がいいもんだ。

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一を聞いて十を知る人っていますよね。


本当にたった一言やちょっとした行動で、私の言いたいことや私の状況など様々な情報をキャッチしてポイントを押さえてくれる人っていますよね。
しかもさりげなく、スマートにフォローしてくれる方っておられますよね。
勉強ができるできないとか、そういったのとはまた違う賢さというのでしょうか、羨ましいですね。
こればっかりは、生まれ持った性質が大きいのではないかなと私は思います。
繊細であったり、人の気持ちを察するというのは一つの才能ですよね。
また、逆に鈍いというのも才能ですよね。
何かに動じないとか、人は人、私は私、私は私の人生を生きるという強さですよね。
やっぱり人の顔色や人の助言ばかりを聞いていたら、やりたいようには生きられないですよね。
自分の才能って自分で受け入れられるようで受け入れられないことって多いですよね。
どうしても、繊細な人は鈍い人に憧れたり、鈍い人は繊細な人に憧れたりと、自分にないものをねだってしまいますよね。才能も本人からしたら短所に思っていることもありますし。
でも、やっぱり自分とは違う誰かになろうとするよりも自分の性質だったり才能を生かすほうが楽だったりするのかなと思います。
違う人になろうとすると、どうしても演技が入ってしまって疲れてしまうし、どこか満たされないんですよね。

一を聞いて十を知る人が羨ましいです。

私の周りにいる頭の良い人を見ると、説明されている一部分を聞いただけなのに既に物事を理解できているのでビックリしてしまいます。
私は鈍い方なので最初から最後まで説明されないと理解できず、場合によってはしっかり説明されても理解できていないことも多々あります。
一を聞いて十を知る人は、元々の頭の回転が違うのかもしれませんね。
勉強でももちろんですが、仕事でも大きく関係してくることなので、すぐに物事を理解できる人はやはり羨ましいです。
ある程度の努力ももちろん必要ですが、元々備わっている理解力によって周りとの差が大きく開くのだと思います。
すぐに理解できる人はのみ込みが早いので、勉強でも仕事でもすぐに次へ進むことができますし、早い分だけ覚えられることも多いでしょう。
その反面、時間がかかる人は一つのことを理解するのに何時間も掛かってしまい、遅れをとりがちです。
よく、一を聞いて十を知る人は「話を聞いていれば理解できる」「理解できないのは覚えようとしないから」と言います。
確かにそれも一理あるのでしょうけど、中には一生懸命理解しようとしてもできない人もいるのです。
私も一を聞いて十を知るタイプだったら、人生違っていただろうと思います。

一を聞いて十を知ることができる人はいないのでは

どんなことでも新しいことを始めるときは、誰も何も分からない状態です。特に新卒入社の社員であれば、どうやって仕事をすれば良いか分からないのではありませんか。もちろん新卒入社の社員であっても、仕事で分からないことがあれば、まずは自分なりに色々調べたり考えたりすることはすべきでしょう。それで調べたり考えたりした結果を、先輩社員や上司に聞いて、問題ないかを確認するのが良いと思います。

ですが先輩社員や上司の中には「仕事は見て盗め」「一を聞いて十を知るべき」という考えの人もいます。こういった考えを持つ人のもとで仕事をしていくのは、新卒入社の社員にとって大変でしょう。けれど実際に、上の人の仕事を見るだけで仕事を覚えたり、仕事内容を少し聞くだけで、その仕事のことを全て理解できる人なんているのでしょうか。そんな人はいないと思います。それにもしそんな人がいるとしたら、よほど頭がキレる人としか言いようがありません。

誰しも最初は『何も分からない』のが当たり前です。だからこそ先輩や上司は、新人には何をどうすべきか、きちんと説明すべきでしょう。かといって新人もそれに甘えたりせず、自分でもある程度は調べたり考えることも大事でしょう。お互いが歩み寄ることで、初めて『良い仕事』が出来るようになるのではないでしょうか。