「残り物には福がある」とは、人が選ばずに残した物の中には、思いがけない良い物があることがあるというたとえ

「残り物には福がある」とは、人が選ばずに残した物の中には、思いがけない良い物があることがあるというたとえです。

意味:

人が選ばずに残した物の中には、思いがけない良い物があることがあるというたとえ。

由来:

  • 確かな出典は不明ですが、江戸時代から使われていることわざです。
  • 似た意味のことわざに、「余り物には福がある」「余り茶に福あり」などがあります。

使い方:

  • 何かを選ぶ際に、最初から良い物を選ぼうとするのではなく、残った物の中から探してみることで、思わぬ良い物を見つけられることがあるという場面で使用します。
  • 消極的な意味ではなく、積極的に残り物の中から良い物を見つけようとする前向きな意味合いを含んでいます。
  • 物事の価値は見た目だけで判断できないということを表すことわざとしても使われます。

例文:

  • 例文1:

    セールで服を買おうと思っているんだけど、サイズが合わなかった残り物コーナーを見てみようかな。意外と掘り出し物があるかもしれないからね。

  • 例文2:

    旅行のプランを立てているんだけど、人気のない観光地に行ってみるのも面白いよね。残り物には福があるかもしれないし。

  • 例文3:

    就職活動で希望の会社に落ちちゃったけど、まだ諦めない。残りの企業の中から、自分に合った会社を見つけられるはずだよ。

類義語:

  • 捨てる神あれば拾う神あり
  • 塞翁が馬
  • 山っけりゃ海

対義語:

  • 早い者勝ち
  • 先手必勝

その他:

  • 現代社会では、大量生産・大量消費が当たり前になり、物が溢れています。
  • そのような状況において、「残り物」は価値が低いと考えられがちです。
  • しかし、「残り物には福がある」ということわざは、そのような価値観に異議を唱えるものであり、物事を多角的に見ることの大切さを教えてくれます。

参考URL:
残り物には福がある(のこりものにはふくがある)とは? 意味や使い方 - コトバンク