「駄目を押す」とは、諦めずに何度も頼むという意味があります。
- 諦めずに何度も頼む
- 断られたにもかかわらず、しつこく頼み込むことを意味します。
- 恋愛で振られた相手にしつこくアプローチしたり、営業で断られた顧客に何度も電話をかけたりするような場合に使われます。
例文
- 彼は彼女に何度も告白したが、「駄目を押して」ようやくOKをもらえた。
- 営業マンは何度も断られたが、「駄目を押して」ようやく契約にこぎつけた。
- 悪いことをさらに悪化させる
- 悪い状況をさらに悪化させることを意味します。
- 失敗した後でさらに悪いことをしてしまったり、怪我をした後に無理をして悪化させてしまったりするような場合に使われます。
例文
- 転んで擦り傷を作ったのに、「駄目を押して」走って転んでしまい、大怪我をしてしまった。
- 投資で損失が出ているのに、「駄目を押して」さらに投資をしてしまい、損失を拡大させてしまった。
どちらの意味で使われているのか
「駄目を押す」という言葉がどちらの意味で使われているのかは、文脈によって判断する必要があります。
- 諦めずに何度も頼むという意味の場合は、「何度も頼む」や「しつこく頼む」などの言葉と一緒に使われることが多いです。
- 悪いことをさらに悪化させるという意味の場合は、「悪い」や「悪化させる」などの言葉と一緒に使われることが多いです。
その他
- 「駄目を押す」という言葉は、比較的新しい言葉です。
- 1980年代頃に流行語になったとされています。
- その後、徐々に広まって、現在では様々な場面で使われるようになりました。
まとめ
「駄目を押す」という言葉には、諦めずに何度も頼むと、悪いことをさらに悪化させるという2つの意味があります。
文脈によってどちらの意味で使われているのか判断することが大切です。