「肩を入れる」とは、スポーツや仕事などで力を入れて取り組むこと

「肩を入れる」とは、スポーツや仕事などで力を入れて取り組むことを意味します。

  1. 着物に袖を通す

主に女性用の着物について言う表現です。着物の袖は筒状になっており、手首から先までを覆うように作られています。袖を通すには、まず肩に袖を掛け、それから腕を袖の中に入れていきます。この動作を「肩を入れる」と言います。

  • 着物に肩を入れて、鏡の前で着姿を整えた。
  • 母が手伝ってくれて、ようやく着物に肩を入れることができた。
  1. 力を入れる

スポーツや仕事などで、力を入れて取り組むことを意味します。全身の力を集中させて、目標達成のために努力する様子を表します。

  • 選手たちは、決勝戦に向けて肩を入れて練習している。
  • 重要なプロジェクトを担当することになったので、肩を入れて取り組むつもりだ。
  1. 責任を持つ

物事に対して責任を持つことを意味します。最後までやり遂げる覚悟で、しっかりと取り組む様子を表します。

  • このプロジェクトは、私が肩を入れて責任を持って進めていく。
  • 彼には、家族を養う責任がある。
  1. 感情を込める

物事に対して感情を込めることを意味します。真摯な態度で、真剣に取り組む様子を表します。

  • 彼は、自分の意見を肩を入れて主張した。
  • 歌手は、心を込めて歌を歌った。
  1. 構える

剣道や柔道などの武道で、構えを取ることを意味します。相手との勝負に備えて、体勢を整える様子を表します。

  • 剣士たちは、互いに肩を入れて構えた。
  • 柔道選手は、相手の一瞬の隙を突くために、肩を入れて構えている。
  1. 悪いことを企む

主に時代劇などで、悪事を企むことを意味します。人知れず、悪い計画を練っている様子を表します。

  • 悪代官は、百姓たちを苦しめるために、密かに肩を入れていた。
  • 彼は、ライバルを陥れるために、悪事を企んでいた。
  1. 悪い習慣が身についてしまう

主に子供について言う表現で、悪い習慣が身についてしまうことを意味します。繰り返し同じことをすることで、悪い癖が染み付いてしまう様子を表します。

  • いつも口を開けて喋っているので、肩が入ってしまった。
  • 猫背で歩く癖が、いつの間にか肩に入っていた。
  1. 体の調子が悪い

主に年配者について言う表現で、肩こりや首こりなどの体の調子が悪いことを意味します。体がこわばって、動きが鈍くなる様子を表します。

  • 最近、肩が入ってしまって、腕が思うように上がらない。
  • 年齢のせいか、体があちこちガタガタして、肩も入ってしまった。

まとめ

「肩を入れる」は、状況によって様々な意味を持つ言葉です。上記の意味を参考に、適切な言葉を選んで使用してください。

「肩を入れる」という言葉は、日常生活でよく使われる言葉です。意味を正しく理解して、上手に使いこなせるようにしましょう。

参考URL:
肩を入れる(かたをいれる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書