「あちら立てればこちらが立たぬ」は、二つの選択肢が互いに矛盾し、どちらを選ぶにしても必ずどちらかが犠牲になるという状況

「あちら立てればこちらが立たぬ」は、二つの選択肢が互いに矛盾し、どちらを選ぶにしても必ずどちらかが犠牲になるという状況を表すことわざです。

  1. 意味
  • 一方を優先すれば、もう一方を犠牲にしなければならないというジレンマを表します。
  • 物事の両立が難しいことを表す際に使われます。
  • 日常生活や仕事、人間関係など、様々な場面で適用できることわざです。
  1. 例文
  • 新しいプロジェクトに人員を配置するため、既存のプロジェクトから人材を移さなければならない。まさにあちら立てればこちらが立たぬ状況だ。
  • 彼は、仕事と家族の両立に苦しんでいた。あちら立てればこちらが立たぬジレンマに陥っていた。
  • 選挙でA候補とB候補のどちらに投票するか迷った。どちらを選んでも、あちら立てればこちらが立たぬ結果になることは分かっていた。
  1. 類義語
  • 板挟み
  • ジレンマ
  • トレードオフ
  • 二兎を追う者は一兎も得ず
  • 虻を追う蜂
  1. 英語表現
  • be caught between a rock and a hard place
  • have to choose between two evils
  • be on the horns of a dilemma
  • have to make a difficult decision
  • have to pick one's poison
  1. その他
  • このことわざは、二つの選択肢だけでなく、複数の選択肢にも適用できます。
  • 状況に応じて、より適切な表現を選ぶことが大切です。

参考URL:
あちら立てればこちらが立たぬ(あちらたてればこちらがたたぬ)とは? 意味や使い方 - コトバンク