暗がりから牛

【漢字】暗がりから牛
【読み】くらがりからうし
【意味】暗がりで黒牛を見ても何なのかわからないもの。区別がつきにくい。または動作が鈍いという意味。
【例文1】メガネの度数が合わず、男か女かさえ暗がりから牛。
【例文2】夜道で黒っぽい洋服は暗がりから牛で危険。
【例文3】全身黒ずくめは不審者に見られ暗がりから牛だ。

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暗がりに牛とは

「暗がりから牛」とは、暗いところに牛がいるといるのかいないのかわからないことから見分けがつかないことや物の区別がつかないことのたとえを指します。
この場合の牛とは黒い牛のことで暗闇に黒い牛がいるとはっきり見えません。そのことから物の区別がつかないたとえとされています。
もう一つ意味があり、牛は動きがゆっくりなことから動作が鈍くハキハキしないことのたとえとしても使われます。
類義語として、「暗闇の牛」「暗闇から牛を引き出す」「暗がりに牛を繋いだよう」などがあります。
例文は、
「夜に黒い服を着て歩いていると暗がりに牛のように判断しにくいから車に轢かれてしまうよ。」
「暗がりに牛のようにぐずぐずしていないで、いつものようにハキハキ動いてよ。」などと言った場合に使えます。
私も普段から黒系の服を好んで着ていますので、夜中になると暗がりに牛と同じで区別がつきにくくなります。それで車に轢かれそうになると言った思いはまだしていませんが、区別がつきにくいといつそうなるかわかりませんので最近では夜中出歩くときはなるべく黒系の服は避けるようにしています。
もう一つの意味であるハキハキしないたとえとしては使われないように暗がりに牛にはならないよう注意していきたいと思います。