ぐうの音も出ない

【漢字】ぐうの音も出ない
【読み】ぐうのねもでない
【意味】指摘された事に一言も反論できない。
【例文1】彼女の発言は正論過ぎてぐうの音も出ない。
【例文2】彼は本当は自分が悪いと感じているので、ぐうの音も出ない。
【例文3】1ヶ月の小遣いを1週間で使い切り、嫁に怒られてぐうの音も出ない。

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ぐうの音も出ないほど嫌な相手をやっつけても、自慢しない美徳

ぐうの音がでないほど懲らしめる、など、相手を散々にやり込める時や、相手を痛めつける時に使う、ちょっと怖い言葉です。
いじめられた相手に対しての仕返しや、今まで威張っていた人を論破した、胸がすくなどの場合に使うこともありますが、どちらにしても、相手をやっつけるという印象があります。
ぐうの音のぐうとは、人が呼吸がつまった時や苦しい時にでる擬態語に含まれます。ただ、実際には、そんな音がでるはずもないので、感情を表した言葉でもあります。
人間関係で、今まで散々馬鹿にされていた人が、思わぬ弱点をさらけだして、それをズバリと指摘する時などは、これまでの感情のしがらみを考えると、とてもすっきりするでしょう。
結局、ぐうの音もでないほどやり込められる相手というのは、きっとそれまで、その人に対していつも攻撃する側だったのでしょう。自分の蒔いた種でそうなっととも言えますので、ある意味、自業自得でもある訳です。
やっつけた方は、胸がすくでしょうが、あまりそれを周囲の人に自慢げに吹聴すると、例え今までの経緯を知っている人でも、逆に今度は自分の方が、乱暴で思いやりのない人だという印象も受けるかもしれませんので、注意が必要です。
ぐうの音がでない程やっつけた後は、自分の心の中だけでほくそ笑んで終わりにしましょう。