「蒲柳の質」とは、生まれつき体が弱く、病気にかかりやすい体質を意味する四字熟語です。
語源
「蒲柳」は、カワヤナギのことで、秋の風に弱く、葉が早く落ちてしまうことから、か弱いものの象徴として使われてきました。
使い方
「蒲柳の質」は、以下のような場面で使われます。
- 体が弱く、病気がちな人について
- 病弱な人が亡くなったことを悼むとき
- 自分自身の体質を謙遜するとき
例文
- 彼女は、蒲柳の質で、幼い頃から病気がちだった。
- 彼は、蒲柳の質で、若くしてこの世を去ってしまった。
- 私には、蒲柳の質で、長時間の仕事は難しい。
類義語
- 多病
- 病弱
- 虚弱体質
対義語
- 健康優良児
- 鋼鉄の肉体
- 不死身
補足
「蒲柳の質」は、ネガティブな意味合いを持つ四字熟語ですが、病弱な人への同情や、命の儚さへの感慨を込めた表現としても使われます。