「藪をつついて蛇を出す」とは、余計なことをして、かえって災いを受けることを表す慣用句です。
意味
余計なことをして、かえって災いを受けること。
解説
「藪」は、草木が生い茂っている場所。「蛇」は、ヘビ。「つつく」は、棒などで突くこと。つまり、「藪」を「つつく」ことで、そこに潜んでいた「蛇」を「出す」ことから、余計なことをして、災いを受けることの例えとして使われます。
例文
- 彼は、過去のことを蒸し返して、藪をつついて蛇を出した。
- 彼女は、余計なことを言って、トラブルを招いた。藪をつついて蛇を出したようなものだ。
- 彼は、不用意な発言で、相手を怒らせてしまった。藪をつついて蛇を出したようなものだ。
類義語
- 余計なことをする
- 火に油を注ぐ
- 悪循環
- 災難
- 不幸
対義語
- 慎重
- 思慮深い
- 冷静
- 沈着
- 泰然自若
参考URL:
藪をつついて蛇を出す(やぶをつついてへびをだす)とは? 意味や使い方 - コトバンク
その他
「藪をつついて蛇を出す」は、不用意な行動は思わぬ災いを招くことがあることを教えることわざです。
例文
- 物事は慎重に考えないと、藪をつついて蛇を出すようなことになる。
- 余計なことは言わない方が賢明だ。藪をつついて蛇を出すようなことになるかもしれない。
- 行動する前に、リスクをよく考えておく必要がある。藪をつついて蛇を出すようなことがあってはならない。
補足
「藪をつついて蛇を出す」は、日本語のことわざであり、他の言語にも同様の意味を持つことわざがあります。
英語
- "Don't stir up a hornet's nest."
- "Let sleeping dogs lie."