「渡る世間に鬼はない」とは、世の中には冷酷な人ばかりではなく、困った時に助けてくれる情け深い人も必ずいるという意味の慣用句です。
読み方: わたるせけんにおにはない
類義語:
- 世間は捨てたもんじゃない
- 人情は紙切れ一枚
- 情けは人のためならず
- 施されたら施し返す
例文:
- 困った時に助けてくれる人がいて、本当に「渡る世間に鬼はない」と思った。
- 最初は怖そうに見えた人でも、話してみると親切で、「渡る世間に鬼はない」を実感した。
- 人生には辛いこともあるけれど、「渡る世間に鬼はない」と思って頑張っていきたい。
語源:
「渡る世間に鬼はない」は、江戸時代の浄瑠璃や歌舞伎の演目に見られる表現です。
使い方:
「渡る世間に鬼はない」は、困った時に助けられたり、人の温かさを感じたりした時に用いられる表現です。
注意点:
「渡る世間に鬼はない」は、常にポジティブに考えるべきという意味ではなく、あくまでも励ましの言葉として捉えることが大切です。