「片鱗を示す」とは、才能や知識のすべてではなく、ほんの一部だけを見せるさまのこと。

「片鱗を示す」とは、才能や知識のすべてではなく、ほんの一部だけを見せるさまのこと。

意味:

  • 才能や知識のすべてではなく、ほんの一部だけを見せるさまのことです。
  • まだ完全ではないが、将来性を感じさせる様子を表す。

読み方: へんりんをしめす

類義語:

  • 才能の片鱗
  • 一端を伺う
  • 氷山の一角
  • ほんの一例
  • ほんの少し

例文:

  • 幼い頃から絵を描くことが好きで、その才能の片鱗を伺わせる。
  • 彼女はまだ新人だが、このプレゼンで片鱗を見せた。
  • 新製品は、まだ完成していないが、その片鱗はすでに業界で話題になっている。

語源:

「片鱗」は、魚の鱗(うろこ)の一枚を意味します。魚全体を覆う鱗のうち、ほんの一部であることから、才能や知識の一部を表すようになりました。

用法:

  • 人の才能や知識について話すときに使うことが多いです。
  • まだ完成していない物や、これから発展していく可能性がある物について使うこともあります。

注意点:

「片鱗」は、必ずしも良い意味で使われるとは限りません。

例えば、

  • 問題の片鱗が明らかになった
  • 事件の片鱗がようやく見えてきた

のように、問題や事件の一部が明らかになったという意味で使われることもあります。

参考URL:
片鱗を示す(へんりんをしめす)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書