「判官びいき」とは、弱い立場にある者や苦境にある者に対して同情し、味方したくなる気持ちを表す言葉

「判官びいき」とは、弱い立場にある者や苦境にある者に対して同情し、味方したくなる気持ちを表す言葉です。

由来

判官 は、源義経の幼名である牛若丸の通称です。源義経は、兄・源頼朝に追われ、悲劇的な運命をたどった武将として知られています。

判官びいき は、源義経のような悲劇的な人物に対して同情する気持ちが、弱い立場にある者や苦境にある者に対して同情する気持ちへと転化したことから生まれた言葉です。

意味

判官びいき は、以下のような意味合いを持っています。

  • 客観的な視点を欠いた同情
  • 理屈を超えた感情的な応援
  • 不公平な判断

判官びいき は、必ずしも良い意味で使われる言葉ではありません。客観的な判断を妨げる場合もあるため、注意が必要です。

例文

  • 彼は、いつも弱い者いじめをするような子に判官びいきしてしまう。
  • 裁判官は、被告人の境遇に同情し、判官びいきで判決を下した。
  • スポーツ観戦では、つい underdog に判官びいきしてしまう。

類義語

  • 弱者
  • 敗者
  • 不遇
  • 同情
  • 哀惜

参考URL:
判官贔屓 - Wikipedia