図に乗る

【漢字】図に乗る
【読み】ずにのる
【意味】つけあがって得意気になる様子。
【例文1】あんまり褒めすぎると図に乗っちゃうよ。
【例文2】バレンタインチョコを10個もらって図に乗る。
【例文3】告白されて図に乗る。

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若い時は特に図に乗っていた

私は若い時ほど図に乗っていたような気がします。
生きるエネルギーがあったからなのか、世の中は何でも自分の思った通りに進むというような過信がありました。

しかし、年齢を重ねていくうちに、失敗もたくさんあり、それらを経験していくうちに、徐々に図に乗ることはなくなっていきました。

今でも自分よりも若い人たちの考えや話し方を聞いていると、時には図に乗ってるなあ、と思うことがあります。
若い人たちもいろいろな経験を積んでいくうちに、自然と図に乗ることが少なくなっていくのかもしれません。

私より年配の人から見れば、私はまだまだ図に乗っているのかもしれません。
しかし、図に乗れるうちは乗っても良いような気がします。

図に乗っているからこそ、思い切って何かをやることができるのだと思います。
若い時から図に乗らずに、何に対しても消極的だったら、若さ特有の楽しさには出会えないかもしれません。

数多くの経験が自分の人生を豊かにしていくのだと思います。
大いに図に乗っていた時代も、後になってみれば貴重な経験かもしれません。

図に乗る

図に乗る、調子に乗るはつけあがる、いいきになって勢いづくという意味です。図に乗るの図は仏教の僧が唱える「声明(しょうみょう)」のことであり、それが転調したものです。慣れ親しみたい言葉ではありませんが、誰もが耳にしたことがある言葉かと思います。
図に乗って失敗してしまった、そんな経験をした人も少なくないはずです。反省してもまた図に乗って似たような失敗をしてしまうかもしれません。しかし、私はそれで大いにけっこうなことだと考えます。周囲への配慮をすることは忘れてはなりませんが、勢いづくというのは時に力に変わることも多いことでしょう。お調子者と言われる人も、悪い意味ばかりではなく、場を盛り上げてくれる面白い人物と良い意味でいわれることだってあります。そんなお調子者には憧れてしまいますね。
いつだって重要なのはその瞬間ではなく、後から気づいて反省をしてそれを次に生かせるかです。図に乗って失敗してしまったという方、それは本当にそれで失敗してしまっただけなのでしょうか。何か見落としがあったり、事前準備が足りていなかったりで失敗してしまったのかもしれません。図に乗ったで済ませて反省の機会を逃してしまうのは愚かな行為です。反省の機会には十分に反省しましょう。