良き分別は老人に問え

【漢字】良き分別は老人に問え
【読み】よきふんべつはろうじんにとえ
【意味】困った時は、長い人生経験を積んだ年寄りに知恵を借りるといいという意味。
【例文1】良き分別は老人に問えと言うから、どうしたらいいか母に相談する。
【例文2】さすがおばあちゃん、良き分別は老人に問えだね。
【例文3】祖父に聞こう。良き分別は老人に問えに限る。

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良き分別は老人に問え、既に山ほど失敗しているはずだから

長い人生を生きてきたということは、多くの成功と失敗を積み重ねてきているはずです。
全く同じ経験はしていなくても、似たような状況は既に見ていることが考えられます。
少なくとも最悪な選択肢を避けてきたからこそ長生きして今に至っているのです。
杖をついて歩いている老人を杖とするとはこれ如何にと言われそうですが、転ばぬ先の杖は必要なのです。
人生経験を伝えるのは先人としての役目であり、後人としての権利ということで遠慮なく知恵を拝借するとしましょう。
とりあえず頭を下げて教えを請えば偏屈者でない限り喜んで助言してくれるはず、だと思いたい。
九割以上は真っ当な安全策を提示してくれそうですが、短気な江戸っ子爺さんだったりすると当ては外れそうです。
気合と根性だけで人生の荒波を乗り越えてきた強者の助言は、普通の人間には薬どころか猛毒となります。
老い先短い人生なのでさらに拍車がかかって真っ逆さまに転がり落ちていくこと請け合いです。
「よき分別は老人に問え」は一般論、道端の老人に相談しようという意味ではありません。
齢を重ねずとも正確な判断が出来る人物も探せば結構いるものです。
人柄も能力も信用するに足る人が身近にいるならば、まずはその人を頼るのが正解でしょう。