氏より育ち

【漢字】氏より育ち
【読み】うじよりそだち
【意味】人は身分や家柄よりも、育った環境や躾の方が大事である。
【例文1】お金持ちのお嬢様はわがままだ。結婚相手は氏より育ちの女性がいい。
【例文2】金持ちでも躾がされていないのは勘弁。氏より育ちだ。
【例文3】氏より育ちの娘さんを紹介する。

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「氏より育ち」自分を育てるのは自分

「氏より育ち」の「氏」とは家柄や身分のことで人は家柄や身分よりも育ち方や育てられた環境が大きく影響するため大切であるという意味です。確かに良い家柄や高い身分に生まれたからといってもロクでもない人もいれば家柄も悪く低い身分に生まれても後世に名を残す偉人となった人も大勢いますし、その逆もしかりです。生まれる家は自分で選ぶことはできませんし、幼いころに育つ環境も自分で変える事はなかなかできません。
しかし人はいくつになっても学ぶことはできます。育った環境では得られなかったものも自分の努力で手に入れることは可能です。親が教えてくれなかったことも先生や友達・会社の同僚や先輩または上司を通じて学ぶこともできますし、インターネットで知識を得ることもできるでしょう。親が教えてくれなかったから、育ちが悪いからといって知らないことを仕方がないと努力することを放棄している人もたくさんいます。人は氏でも育ちでもなく知る努力を怠らないことが大切です。子どものころや若いときには知らないことが多くても大目に見てもらえるし親切に教えてくれる人もいるはずです。