曖昧模糊

【漢字】曖昧模糊
【読み】あいまいもこ
【意味】曖昧も模糊も同じ意味なので、はっきりせず、ぼんやりした様子をより強調した言葉。
【例文1】曖昧模糊だから彼女にフラれるんだよ。
【例文2】彼の話は曖昧模糊で信ぴょう性がない。
【例文3】曖昧模糊なんだから!はっきりしてよ。

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曖昧模糊とは

曖昧模糊とは、本質や実態がぼんやりしていてはっきりわからない事を言います。聞き慣れない、曖昧という意味は現代風に言えば、ピンぼけ状態の事です。模糊は液体と固体の要素を両方持ち合わせていて、どちらにも決められないような状態を言います。これも現代風に言えばゲル状です。

例えば、このように使います。あなたの説明では曖昧模糊としていて、私たちはどのような対応を取ったら良いかわかりませんというような言い方をします。
この言葉は、政治の問題を考えると、ぴたりと当て余るような状態を想像できるのではないでしょうか。とかくオブラートに包み、はっきりさせずになんとなく終わらせてしまうという事が時々あります。
また、言葉ではいろいろと理想を掲げていても、良く聞いてみると何が言いたいのか解らないという場合にも、曖昧模糊という言葉が当てはまります。
日本人ははっきり物を言わずに、霞が掛かったような言い方をするのが良いとされていた時代があります。しかし、グローバルな現代では通用しません。はっきり、イエス、ノーを言い、自分の意見を単純明快に述べることが重要になってきます。今や曖昧模糊では、仕事はできません。余り良い意味ではありませんが、日本人のちょっと気を使った言い方ととらえるのが良いのでしょう。