臭い物に蓋をする

【漢字】臭い物に蓋をする
【読み】くさいものにふたをする
【意味】悪臭のする物に蓋をすると一時的に臭わなくなることから、都合の悪い出来事を一時的に隠すという意味。
【例文1】会社の不正を知る社員を左遷して臭い物に蓋をする。
【例文2】警察内部の不祥事には臭い物に蓋をする。
【例文3】臭い物に蓋をしてもいつかはバレる。

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臭い物に蓋をするのも限界があります

以前の我が家は雑然としていました。雑然としているだなんて控え目な表現であって、ゴミ屋敷とまではいかなくても常に床にまで何かものが置いてあるような状態で、家に帰ってきても落ちつけない状態でした。掃除も洗濯もしているのに何故我が家は綺麗にならないのかと考えていた頃に、世間では断捨離ブームが来てようやくその理由に思い当たりました。物が多すぎるのです。収納スペースには物がぎゅうぎゅうに詰め込まれて、必要な時になかなか見つけ出すことが出来ずにイライラして、結局見つからずに新しいものを購入してきてまた物が増えていくという悪循環になってもいました。
そんな状態を無意識に臭い物に蓋をするとばかりに目を逸らし続けていたことで、我が家は床にまで物を置くようになったのです。そこで断捨離関連の本を参考に、服や靴、バッグは冠婚葬祭の物を除いて3年着なかったものは始末しました。そうするとクローゼットにかなりの余裕が生まれて取り出しやすくなり、家にあった箪笥の数を2棹も減らすことが出来て部屋を広く使えるようになりました。同じようなことをキッチンや洗面所でもするとうんざりするほどの物を始末することになり、これからはやたらと物を増やさないようにしようと自分に誓いました。それらの経験から思うのは、臭い物に蓋をするのも限界があるということです。臭いこそしなくても収めるべき場所からはみ出したものが視覚の中に入ってきて家で寛げなくしていたのですから、蓋が出来る程度の物持ちをキープし続けたいものです。

嫌な仕事を後回し。臭い物に蓋をする傾向の人

仕事をしていると嫌なことまでやらなくてはいけないことも多々あります。仕事だからやりたくないからやりませんでは済まされないですが、そのようなことを後回しにしてしまう癖がある人は意外と多いのではないでしょうか。後回しでも期日があればそれまでに終えていれば問題はありません。ですが、臭いものに蓋をするという言葉があるように嫌なものを見てみない知らない振りをしてなかったことにするなんていう事も人によってはあるのではないでしょうか。確かに自分の苦手な事をやらなければいけない時は人は苦痛を感じます。ですが、誰かがやらなければいけないことは気がついた人が率先してやることはとても大事なことです。意外にそのような積み重ねで人は成長していけると思うこともあります。極端な話し臭いものに蓋をして蓋をし続けられれば良いですが、そのようなことはまずありません。ですから、そのようなことほど早く対処してクリアにしていくことが大事です。そうすると社内、社外においても信頼を置ける人として回りから多くの仕事も依頼されるでしょう。ですから必要な人になっていきます。自分自身で嫌なこと、苦手なことを後回しにしないような意識をしていくことが大事です。