「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」とは、自分よりも経験や知識が少ない者から、思いがけない教えを受けることがあるという意味の日本語のことわざです。
意味
- 年齢や経験に関係なく、誰にでも学ぶべきことがある
- 謙虚な気持ちで、周囲の人から学ぶ姿勢が大切
解釈
背負っている子供は、川の水深がよく見えないため、浅瀬を渡るのに苦労します。一方、大人であれば、川の水深を把握し、安全に渡ることができます。しかし、子供が川底の石や流れの様子などを教えてくれることで、大人もより安全に渡ることができる場合もあります。
このことわざは、知識や経験が少ない者でも、自分にはない視点や考えを持っているため、思いがけない教えを受けることがあるという教訓を表しています。
使い方
「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」は、以下のような場面で使われます。
- 自分よりも経験が少ない人から、有益なアドバイスを受けたとき
- 思いがけないところから、新しい知識を得たとき
- 年齢や経験に関係なく、謙虚に学ぶ姿勢の大切さを伝えたいとき
例文
- 新人社員から、新しいアイデアをもらった。まさに「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」だよ。
- 彼は、子供から自然の大切さを学んだ。子供は、大人には気づかないようなことを教えてくれる。
- どんな人からも学ぶ姿勢が大切だ。「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」ということもあるからね。
類義語
- 老馬の知恵
- 若輩ながら
- 教わってこそ上達
対義語
- 驕慢
- 独り善がり
- 井の中の蛙大海を知らず
注意点
「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」は、相手を尊重し、謙虚に学ぶ姿勢を強調する意味で使われます。
しかし、相手を子供扱いして見下すような意味合いで使うのは避けましょう。
参考URL:
負うた子に教えられて浅瀬を渡る | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス