「ルビコン川を渡る」とは、後戻りできない重大な決断をすること

「ルビコン川を渡る」とは、後戻りできない重大な決断をすること。

意味:

  • 後戻りできない重大な決断をすること。
  • 一旦決断したら、もう後戻りできない状況に身を置くこと。

読み方:

  • ルビコンかわをわたる

類義語:

  • 背水の陣を敷く
  • 賽は投げられた
  • 一蓮托生
  • 腹をくくる
  • 決死の覚悟

対義語:

  • 慎重
  • 熟考
  • 中庸
  • 躊躇
  • 二の足を踏む

例文:

  • 例文1:
    • 新規事業への投資は、まさにルビコン川を渡るような決断だった。
  • 例文2:
    • 会社を辞めて独立することは、ルビコン川を渡るような覚悟が必要だ。
  • 例文3:
    • 大統領は、戦争を始めるというルビコン川を渡った。

由来:

  • 古代ローマの歴史家、プルタルコス著の「英雄伝」に由来する。
  • 紀元前49年、ローマの内戦勃発直前、ユリウス・カエサルが軍隊を引き連れて北イタリアのルビコン川を渡った。この川はローマの支配領域と属州の境界線であり、これを渡るとローマに反逆することになる。カエサルは渡河を決断した際、「賽は投げられた」という言葉を残した。

教訓:

  • 重大な決断をする前に、十分な検討と覚悟が必要。
  • 一旦決断したら、迷いなく前に進むことが大切。

参考になれば幸いです。

補足:

  • 「ルビコン川を渡る」は、重大な決断をする際の比喩としてよく使われます。
  • ビジネスや政治など、様々な場面で使用できます。

この言葉は、私たちに決断の重要性と、覚悟を持って行動することの大切さを教えてくれます。

以下は、「ルビコン川を渡る」前に考えるべきポイントです。

  • 決断の必要性と目的を明確にする。
  • 十分な情報収集を行い、リスクを分析する。
  • 関係者への影響を考慮する。
  • 最悪のシナリオも想定する。
  • 覚悟を持って行動する。

これらのポイントを意識することで、より慎重かつ適切な決断を下すことができます。

また、一人で抱え込まず、周囲の人に相談したり、意見を求めることも大切です。

ルビコン川を渡るような重大な決断は、人生の転機となる可能性があります。

慎重に検討を重ね、覚悟を持って行動しましょう。

参考URL:
ルビコン川を渡ったカエサル 禁を犯した大決断とは? - 日本経済新聞