「言わぬが花」とは、口に出して言わないほうが奥ゆかしく、差し障りがなくてよいという意味のことわざ

「言わぬが花」とは、口に出して言わないほうが奥ゆかしく、差し障りがなくてよいという意味のことわざです。

「言わぬ」は「言わない」、「話さない」という意味、「花」は「美しい」、「奥ゆかしい」という意味です。つまり、わざわざ言葉にしてしまうと台無しになってしまうような、繊細な美しさや奥ゆかしさを表現しています。

例文

  • 褒め言葉や好意を伝えるとき:

    黙って花束を渡す方が、「言わぬが花」で素敵だと思う。

  • 機微な話題に触れるのを避けたいとき:

    政治の話は「言わぬが花」の方が無難です。

  • 粋な計らいや心遣いを表現するとき:

    荷物は私が持って行きます。「言わぬが花」で、気遣いを示したいと思っています。

「言わぬが花」を使う際のポイントは、以下の通りです。

  • 本当に必要なことだけを簡潔に伝える
  • 相手を思いやり、不必要なことは言わない
  • 態度や行動で気持ちを伝える

類義語

  • 沈黙は金
  • 無言の行
  • 言わずもがな
  • 察しがつく
  • 心の琴線に触れる

対義語

  • 多弁
    *饒舌
  • 冗長
  • 口うるさい
  • おしゃべり

その他

  • 「言わぬが花」は、日本的な美意識を表すことわざとして、海外でも紹介されています。
  • 英語では、"Silence is golden" という表現が「言わぬが花」に相当します。

「言わぬが花」は、人間関係を円滑にするための大切な心得です。状況に応じて上手に使うことができれば、相手に好印象を与えることができるでしょう。

参考URL:
「言わぬが花」とはどういう意味? 使い方や似たことわざを解説 | Oggi.jp