「虚を衝く」 は、相手の油断や隙をついて攻撃するという意味の慣用句

「虚を衝く」 は、相手の油断や隙をついて攻撃するという意味の慣用句です。

「虚」 は、備えのないこと、油断、すきという意味です。「衝く」 は、攻める、突くという意味です。

つまり、「虚を衝く」は、相手の隙を見つけて攻撃することで、大きな効果を得られることを表しています。

この慣用句は、以下のような場面で使われます。

  • 戦争で、敵の油断に乗じて奇襲を成功させる。
  • スポーツで、相手のミスに乗じて得点を挙げる。
  • 商談で、相手の弱みにつけ込んで契約を成立させる。
  • 恋愛で、相手の好みに合わせてアプローチする。

「虚を衝く」 は、相手の裏をかく狡猾なイメージがありますが、必ずしも悪い意味ではありません。むしろ、戦術や戦略においては、非常に有効な手段となります。

以下は、「虚を衝く」を使った例文です。

  • ボクサーは、相手の隙を見て渾身の右フックを繰り出した。
  • 政治家は、世論の支持率が低迷していることを突いて、政策転換を訴えた。
  • ライバル会社は、新製品の発売を前に、虚を衝くような値下げ攻勢を仕掛けた。
  • 彼は、彼女の好きな音楽の話を持ち出して、距離を縮めた。

「虚を衝く」 を使う際には、相手を尊重 することを忘れずに。相手を騙したり、傷つけたりするような使い方をしてはいけません。

参考URL:
虚を衝く(きょをつく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書