虚を衝く

【漢字】虚を衝く
【読み】きょをつく
【意味】相手の弱点に付け込み攻撃する。
【例文1】世間知らずの者に虚を衝いて押し売りする。
【例文2】疲れている選手の虚を衝く。

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虚を衝くと勝敗が大きく分かれる

虚を衝くのはスポーツ全般的に行われているように思えます。中でも野球の試合を見ていると虚を衝くのが上手な投手ほど勝利数が多いように感じます。試合でストレートをずっと投げ続けていて2ストライクになった所で、虚を衝くと次はカーブやスライダーなどでボール球を投げてきます。バッターもそれを読んでいますから簡単にはバットを振りませんが、虚を衝く投手だとストレートを続けて投げてくるので見逃し三振になるケースがあります。虚を衝くのは心理合戦ともいえるので、スポーツの世界を注意深く見ていくと楽しみが増えます。スポーツはプレッシャーの掛け合いとも言われているので、ボーリングやゴルフなどの個人戦でも相手がスコアを伸ばしていくと、なんでもない所でミスを犯してしまいます。直接相手とぶつかり合いながら戦っているわけではないのに、プレッシャーをかけることで目には見えない虚を衝いているようにも見えます。将棋や囲碁、オセロや麻雀などのテーブルゲームにおいても虚を衝くことで勝敗が大きく分かれていきます。強い相手と戦っても勝つのがむずかしいと感じたときは、相手が無防備になった所をつくことで、あっさり勝ててしまうこともあります。虚を衝けるようになるには試合数をこなして経験を積んでいくことが大事ですが、パターンがわかってくると相手の弱点がどこにあるのか見えてくるようになります。