「老婆心」とは、必要以上に世話を焼いたり、気を遣ったりすること

「老婆心」とは、必要以上に世話を焼いたり、気を遣ったりすることです。

意味:

  • 必要以上に世話を焼いたり、気を遣ったりすること。
  • 年配の女性が、子供や孫に対して過剰に親切にして、アドバイスや忠告をする様子を例えた言葉。
  • 主に、目下の人に対して、上から目線で余計な口出しをすることを謙遜して表現する際に用いられます。

読み方:

  • ろうばしん

語源:

  • 仏教用語の「老婆心切(ろうばしんせつ)」から由来。
  • 老婆が子や孫をいつくしむように、「師が弟子をいつくしみ導く親身な心遣い」を表す言葉。

使い方:

  • 自分が余計な口出しをしていることを自覚している場合に使用します。
  • 相手に親切心でアドバイスや忠告をしたい場合にも使用できます。

例文:

  • 例文1:
    • 老婆心ながら、もう少し勉強した方がいいのではないでしょうか。
  • 例文2:
    • 老婆心ですが、風邪をひかないように気をつけてください。
  • 例文3:
    • 老婆心ながら、君の将来が心配です。

類義語:

  • 世話焼き
  • お節介
  • 余計な口出し
  • 忠告
  • アドバイス

対義語:

  • 放任
  • 無関心
  • 冷淡

その他:

  • 「老婆心」は、日本語独特の表現です。
  • 英語では、「meddlesome」「overprotective」「advice」「suggestion」などの表現が近い意味になります。

参考URL:
「老婆心」ってどういう意味?言葉の正しい使い方と注意点|@DIME アットダイム

補足:

  • 「老婆心」は、相手との関係性や状況によって、様々なニュアンスを持つ表現です。
  • 親切心から出た言葉であっても、相手によっては受け取り方が異なる場合もあるので、注意が必要です。

この表現は、謙遜の言葉として使われることも多いですが、場合によっては上から目線で押し付けがましく聞こえてしまうこともあるので、使い方には注意が必要です。