我が身をつねって人の痛さを知れ

【漢字】我が身をつねって人の痛さを知れ
【読み】わがみをつねってひとのいたさをしれ
【意味】我の体をつねると痛みを知る事で他人の痛みも理解できる。他人を思いやる気持ちが大切だという意味。
【例文1】彼はごう慢だから我が身をつねって人の痛さを知ることはない。
【例文2】我が身をつねって人の痛さを知らないと誰も助けてはくれない。
【例文3】されて嫌なら我が身をつねって人の痛さを知れ。

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我が身をつねって人の痛みを知った時

自分がされて嫌な事は、相手にもしないと言う教えですね。自分が何かの痛みを持っていると大騒ぎするのに、相手が同じ痛みを感じていても、「大げさなんだから!」と思ったりしますよね。人間は自分の身が可愛いもので、他人事だと冷淡でいられるものです。
英語でも色々な言い方がありますが、
You can't understand the pain that I have until you experience the pain to yourself .
とでも言いましょうか。
私は今までお友達や知り合いが病気したり入院したりすると、「まあ、それは大変ね。何でも必要な物があったら言ってね」と言って、すぐにお菓子や食事を作ってお見舞いに行って、良い事をした!と思っていました。
でも最近、私の夫が心臓病で倒れ入院し、退院してからは介護をするようになり、それを知った知り合い達が、次々に「大変だろうから」とお見舞いに来てくれるのです。それは有難いのですが、私は介護をしてるので、見舞い客が来た時に手が離せない事が多々あり、かえって迷惑に感じたのでした。同じ様な事が自分に起こらないとわからないものですね。これからは、相手の気持ちになって、考えようと自分勝手さを反省させられたのでした。