「当たるも八卦当たらぬも八卦」は、占いは当たることもあれば当たらないこともあるので、気にする必要はないという戒めです。「八卦」は易で、陰と陽を示す三個の算木を組み合わせてできる八種の形をいいます。転じて、易や人相見・手相見などの占いをさす。 占い師が占いを勧めるときの前口上としても使われます。
意味とニュアンス
- 占い結果は絶対ではない: 占いはあくまでも確率論であり、必ずしも当たるという保証はありません。
- 結果に一喜一憂する必要はない: 占いの結果が良くても悪くても、一喜一憂する必要はありません。
- 自分の判断を大切にする: 占いの結果に惑わされることなく、自分の判断を大切にすることが重要です。
使い方
- 占いの結果に一喜一憂している人を戒める時: 占いの結果に一喜一憂している人を戒める時、「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉を使って、占いの結果に囚われすぎないように諭すことができます。
- 占いの結果を軽く流したい時: 占いの結果を軽く流したい時、「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉を使って、占いの結果をあまり気にしなくて良いことを伝えることができます。
- 占いの結果に不安を感じている人を励ます時: 占いの結果に不安を感じている人を励ます時、「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉を使って、占いの結果にとらわれず、前向きに考えるように促すことができます。
類義語
- 禍福はあざなえる縄のごとし (kafuku wa azanaeru nawa no gotoki) - 禍福はあざなえる縄のごとし
- 合わぬも不思議合わぬも不思議 (aawanu mo fushigi aawanu mo fushigi) - 合わぬも不思議合わぬも不思議
- 人生山あり谷あり (jinsei yama ari tani ari) - 人生山あり谷あり
- 時の運 (toki no un) - 時の運
- 天の邪悪 (ten no jyaaku) - 天の邪悪
反対語
- 絶対に当たる (zettai ni ataru) - 絶対に当たる
- 外れることはない (hazureru koto wa nai) - 外れることはない
- 信じるべき (shinじるべき) - 信じるべき
- 頼りになる (tanomoshii) - 頼りになる
- 参考になる (sankō ni naru) - 参考になる
例文
- 「占い師に言われたことが当たって、つい占いばかり信じてしまうようになった。」 (Uranaishi ni iwareta koto ga atatte, tsui uranai bakari shinjite shimau yō ni natta.) - 占い師に言われたことが当たって、つい占いばかり信じてしまうようになった。
- 「試験の結果が良くなかったけど、『当たるも八卦当たらぬも八卦』だから、あまり気にしないことにした。」 (Shiken no kekka ga yoku nakatta kedo, "Ataru mo hakke ataranu mo hakke" dakara,あまり気にしないことにした。) - 試験の結果が良くなかったけど、「当たるも八卦当たらぬも八卦」だから、あまり気にしないことにした。
- 「人生には良いことも悪いことも起こるもの。『当たるも八卦当たらぬも八卦』という言葉通り、一喜一憂せずに、前向きに生きていこう。」 (Jinsei ni wa yoi koto mo warui koto mo okoru mono. "Ataru mo hakke ataranu mo hakke" no kotoba dōri, ichi ki ichi yū sezu ni, maemuki ni ikite iko