「油を絞る」には、相手の欠点や失敗を厳しく指摘して、反省させようとすることという意味

「油を絞る」には、相手の欠点や失敗を厳しく指摘して、反省させようとすることという意味があります。

  1. 油を実際に絞る

菜種や大豆などの種子を、機械や手作業で圧搾して油を取り出すことを指します。

例文

  • 昔は、村で菜種から油を絞っていました。
  • 自家用のごま油を絞るために、絞油機を買った。
  1. 無理やり利益を得る

人をだましたり、厳しい労働条件で働かせたりして、無理やり利益を得ることを指します。

例文

  • 社長は社員から油を絞るような経営をしている。
  • あの悪徳業者は、お客さんから油を絞るようなことをしていた。
  1. 厳しく叱責する

相手の欠点や失敗を厳しく指摘して、反省させようとすることを指します。

例文

  • 先生は、生徒の怠惰な態度に目をむいて油を絞った。
  • 上司は、部下のミスを油を絞るように叱責した。

このように、「油を絞る」は、状況によって様々な意味を持つ表現です。使う際には、それぞれの意味を理解して適切に使い分けることが大切です。

補足

  • 「油を絞る」は、江戸時代から使われている慣用句です。
  • 類義語として、「汗を絞る」、「血を絞る」などがあります。

以上、「油を絞る」の意味と使い方について説明しました。

参考URL:
油を絞る(あぶらをしぼる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書