「踵を返す」は、引き返す、帰る、戻るなどの意味を持つ慣用句

「踵を返す」は、引き返す、帰る、戻るなどの意味を持つ慣用句です。

語源

「踵(きびす)」は、かかとのこと。「返す」は、方向を変えること。つまり、かかとを元の方向に向けて方向を変えるという意味から生まれた言葉です。

意味

  • 来た道を引き返す。
  • 帰る。
  • 戻る。
  • 考えを変えて、元に戻る。

使い方

  • 例文1: 待ち合わせの場所に相手が来なかったので、踵を返した。
  • 例文2: 買い物途中で雨が降ってきたので、踵を返した。
  • 例文3: 彼は、一度決意したことを後悔して、踵を返した。

注意

  • 「踵を返す」は、動作そのものだけでなく、考えを変えるという意味でも使われます。
  • 否定の言葉と合わせて、引き返すことができないという意味で使われることもあります。

類義語

  • 引き返す
  • 帰る
  • 戻る
  • 撤回する
  • 反省する

対義語

  • 進む
  • 続ける
  • 突き進む
  • 押し通す
  • 貫徹する

「踵を返す」の英語表現

  • "turn back"
  • "go back"
  • "retreat"
  • "recant"
  • "have second thoughts"

「踵を返す」は、日本語特有の表現であり、英語に直接的に翻訳できる言葉はありません。上記のような英語表現を使って、意味を説明することができます。

その他

  • 「踵を返す」は、時代劇や小説などの表現としてもよく使われます。
  • スポーツの場面でも、試合を途中で放棄するという意味で使われることがあります。

参考URL:
踵を返す(きびすをかえす)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書