「腰を上げる」は、日本語の慣用表現で、決断し、行動を起こすという意味です。「重い腰を上げる」という言い方でもよく使われます。
語源
「腰を上げる」という言葉は、江戸時代の武士の生活習慣に由来すると言われています。当時は、武士は座敷で生活することが多く、立ち上がるときは腰を上げて立ち上がっていました。そのため、「腰を上げる」という言葉は、「行動を起こす」という意味合いを持つようになりました。
使い方
「腰を上げる」という言葉は、様々な文脈で使用することができます。例えば、以下のような場合に使われます。
- 長年放置していた課題に取り組む: 長い間、先延ばしにしている課題に取り組む決断をした際に、「腰を上げる」という言葉が使われます。
- 新しいことに挑戦する: これまで経験したことのないことに挑戦する決断をした際に、「腰を上げる」という言葉が使われます。
- ダイエットを始める: ダイエットを始める決断をした際に、「腰を上げる」という言葉が使われます。
例
- 来月から、ダイエットを腰を上げて始めるぞ。 (Raigetsu kara, daiyetto o koshi o agete hajimeru zo.)
- 彼は、長い間悩んでいた転職を決意し、腰を上げた。 (Kare wa, nagaku nayんでいた tenshoku o ketsui shi, koshi o ageta.)
- プロジェクトが難航していたが、チームリーダーが腰を上げて指揮を執り、見事に成功させた。 (Purojekuto ga nan'kō shite ita ga, tīmīdā ga koshi o agete shiki o totta, mimigokuni seikō saseta.)
その他
「腰を上げる」という言葉は、ポジティブな意味で使われることが多いですが、皮肉を込めて使われることもあります。例えば、なかなか行動を起こさない人に対して、「いつになったら腰を上げるんだ」と皮肉を込めて言うことがあります。
全体として、「腰を上げる」という言葉は、決断し、行動を起こすことの重要性を表す言葉です。
補足
「腰を上げる」という言葉は、「腰を折る」という言葉と対照的に使われることがあります。「腰を折る」という言葉は、「屈服する」という意味です。例えば、「彼は権力者に腰を折ってしまった」というように使われます。