弱肉強食

【漢字】弱肉強食
【読み】じゃくにくきょうしょく
【意味】強いものが弱いものをつぶして繁栄していく。
【例文1】弱肉強食の世界だ。
【例文2】弱肉強食が生き残る。
【例文3】弱肉強食で生き抜く。

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弱肉強食を抑制する生物

世界は強い物が生き残り弱い物が滅びるという言葉を聞きますよね。「弱肉強食」という四文字熟語も存在するように、生物にとっての自然の摂理として受け止められている要素なのです。
しかし、そんな摂理を感じさせない生物が存在することも事実。物事をよく考えられる人類が浮かびますが、野生生物でも感じることがあります。野生生物の多くが集団で生活したり、独自のコミュニティを形成して生きていますが、中には年老いた・小さな子どもへ優先的に食料を与えたり、苦しむ仲間に手を差し伸べようとする生物が確かに生息しているのです。
例えば、弱肉強食の代名詞のサバンナにおいて、狩りの成功率が8割を超える「リカオン」。リカオンは社会性の非常に強い生き物で、雌がリーダーとして群れを指揮する珍しい生態系です。チームワークに優れており、獲物を狙う時もチームプレイにより狩りを行います。群れの中では弱い立場である子ども・老人など、野生社会において見捨てられることが多い存在でも見捨てることがなく、エサを分け与える強い社会性を持ち合わせていることが特徴です。
リカオン以外の生物でも弱肉強食の世界で弱い立場を気遣う様子が確認されています。この事実からも残酷に見える世界で希望を感じずにはいられません。