「腰が強い」とは、困難にも負けず、粘り強く取り組むさま

「腰が強い」とは、困難にも負けず、粘り強く取り組むさま。ここでは、「腰が強い」の意味と使い方、そしてその言葉にまつわる興味深いエピソードについて詳しくご紹介します。

「腰が強い」の意味

「腰が強い」には、主に以下の3つの意味があります。

  1. 困難にも負けず、粘り強く取り組むさま

これは、「腰が強い」の最も一般的な意味です。目標に向かって最後まで諦めずに努力する人や、逆境にも屈しない強い精神力を持つ人を指します。

例文:

彼は腰が強く、どんな困難な仕事もやり遂げる。
彼女は腰が強く、夢を叶えるために努力を続けている。

  1. 気が強く、人に屈しないさま

自分の意見をしっかりと主張し、他人に流されない強さを持つ人を指します。

例文:

她是腰が強い女性で、自分の信念を貫き通す。
彼は腰が強く、上司にも臆することなく意見を言う。

  1. しなやかで折れにくいさま

弾力性があり、簡単には壊れない様子を指します。これは、物だけでなく、精神的な強さや意志の強さにも使われます。

例文:

このうどんは腰が強く、コシのある食感を楽しめる。
彼は腰が強く、どんな困難にも立ち向かう。

「腰が強い」の使い方

「腰が強い」は、主に以下のような文脈で使われます。

  • 困難な状況に立ち向かう人や物について
  • 強い意志や信念を持つ人について
  • しなやかで折れにくい物について

「腰が強い」にまつわるエピソード

小説家・小川洋子さんの作品「琥珀のまたたき」では、「腰が強い」母親の行動が、3人の子供たちの運命を大きく左右する物語が描かれています。

この作品の中で、「腰が強い」母親は、魔犬の呪いによって妹を失ったと思い込み、子供たちを外界から隔離して育てます。子供たちは、母親の厳しい教育を受けながらも、独自の文化や価値観を築き上げていきます。

しかし、母親の死後、子供たちは現実社会とのギャップに苦しみ、それぞれの人生に葛藤していきます。「腰が強い」母親の愛情と支配によって、子供たちは自由を奪われ、本来の自分自身を生きることができなくなってしまうのです。

この作品は、「腰が強い」という一見ポジティブな言葉の裏側に潜む、人間の複雑な心理や社会の闇を描いた、深みのある作品と言えるでしょう。

まとめ

「腰が強い」という言葉は、単に強い意志や粘り強さを表すだけでなく、様々な解釈が可能な奥深い表現です。

この言葉を使う際には、文脈や状況を考慮し、適切な意味合いを伝えるようにすることが大切です。

参考URL:
腰が強い(こしがつよい)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書