「塁を摩する」とは、敵の城壁に迫り、攻め落とす寸前まで近づくという意味

「塁を摩する」とは、敵の城壁に迫り、攻め落とす寸前まで近づくという意味を持っています。

意味

  • 敵の城壁に迫り、攻め落とす寸前まで近づく。
  • 転じて、目標達成まであと一歩のところまで来ている。

言い換え

  • 目前
  • 手の届くところ
  • 射程圏内
  • 唾手
  • 咫尺

由来

このことわざの由来は、中国の古典「史記」にある「塁を摩して息を鼓す」という一節です。これは、「敵の城壁に迫り、息を切らしながら攻めようとしている」という意味です。

  • 長年の努力が実り、彼は夢の実現まであと一歩のところまで来た。
  • 新人選手が活躍し、チームは優勝まで塁を摩している。
  • プロジェクトは佳境に入り、成功まであと一歩だ。

注意点

「塁を摩する」は、必ずしも目標達成が確実であることを意味するわけではありません。油断して失敗すれば、せっかくの努力が水の泡になる可能性もあります。

類義語

  • 目前
  • 手の届くところ
  • 射程圏内
  • 唾手
  • 咫尺

対義語

  • 遥か
  • 遠い
  • 果てしなく遠い
  • 道半ば
  • 遠隔

例文

  • 選手たちは塁を摩する勢いでゴールを目指して走った。
  • 会社は業績絶好調で、目標達成まで塁を摩している。
  • 研究は最終段階に入り、成功まであと一歩だ。

まとめ

「塁を摩する」は、目標達成まであと一歩のところまで来ていることを表すことわざです。しかし、油断せず最後まで努力を続けることが大切です。
参考URL:
塁を摩する(るいをまする)とは? 意味や使い方 - コトバンク