「世を去る」とは、比喩的な意味では俗世を離れて隠遁すること

「世を去る」とは、比喩的な意味では俗世を離れて隠遁すること。

  1. 死ぬこと

これが最も一般的な意味です。「この世を去る」「あの世に旅立つ」「命果てる」などの表現とほぼ同義です。

例文

  • 祖父は昨年、老衰で世を去った。
  • 病魔に勝てず、若くして世を去ってしまった。
  • 長い間苦しんだ末、ついに世を去った。
  1. 俗世を離れて隠遁すること

こちらは比喩的な意味であり、必ずしも死を意味するわけではありません。煩悩や俗世の束縛から離れ、山奥などで修行に励んだり、隠居生活を送ったりすることを指します。

例文

  • 彼は名利を捨てて、山奥に籠もり世を去った。
  • 戦乱を逃れ、世を去って平穏な暮らしを求めた。
  • 煩悩を断ち切るために、彼は世を去って修行に励んだ。

その他

「世を去る」という言葉は、「この世の果てへ行く」という意味でも使われることがあります。

例文

  • 探検家は、未知の世界を求めて世を去った。
  • 彼らは、誰も行ったことのない場所を目指して世を去った。
  • 冒険を求めて、彼は世を去って旅立った。

まとめ

「世を去る」という言葉は、主に「死ぬこと」と「俗世を離れて隠遁すること」の2つの意味があります。文脈によって、どちらの意味で使われているのかを判断する必要があります。

参考URL:
世を去る(よをさる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書