「夜目遠目笠の内」とは、他人の外見や一見した印象では、その人の実態や内面のことを判断することができないということを指すことわざ

「夜目遠目笠の内」とは、他人の外見や一見した印象では、その人の実態や内面のことを判断することができないということを指すことわざです。直訳すると、「夜に見ても遠くから見ても、笠(かさ=帽子)の中身はわからない」という意味になります。

このことわざは、人を見かけや外見で判断せず、その内面や実態を知るためには時間や深い関係が必要であることを教えています。人は表面的な印象や外見だけではなく、内面や本質を知ることが重要であるという教訓が含まれています。

例えば、見かけが立派でも実力が伴っていない人や、見た目は地味だけれども内面が素晴らしい人など、外見と内面が一致しない場合があることを指摘しています。

このことわざは、見かけに惑わされずに、人を客観的に見ることの大切さを示しています。

例文:

  1. 「彼は見た目は地味だが、『夜目遠目笠の内』で、実は非常に優れたリーダーシップを持っている。」
  2. 「あの人は初めて会った時は怖そうに見えたけれど、実際はとても親切で面倒見が良いんだ。まさに『夜目遠目笠の内』だね。」

参考URL:
夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書