「楽は苦の種、苦は楽の種」とは、楽な生活を送っていると将来苦労することになり、反対に苦しい生活を送っていると、その苦しみを乗り越えることで将来楽になるという意味

「楽は苦の種、苦は楽の種」とは、楽な生活を送っていると将来苦労することになり、反対に苦しい生活を送っていると、その苦しみを乗り越えることで将来楽になるという意味を持っています。

意味

  • 楽な生活を送っていると、そのことに慣れてしまい、怠惰になったり、慢心になったりして、将来苦労することになる。
  • 一方、苦しい生活を送っていると、その苦しみを乗り越えることで、強くなったり、忍耐力がついたりして、将来楽な生活を送ることができる。

言い換え

  • 楽あれば苦あり
  • 苦あれば楽あり
  • 苦労は買ってでもしろ
  • 艱難汝を玉にす

由来

このことわざの由来は、中国の古典「老子」にある「禍兮福之所倚、福兮禍之所伏」という一節です。これは、「禍は福の種であり、福は禍の種である」という意味です。

  • 若い頃は楽な生活を送っていたが、そのせいで社会に出て苦労した。
  • 彼は病気という苦難を乗り越え、より強い人間になった。
  • 今の苦しみは将来の幸せにつながる。

注意点

このことわざは、必ずしも全ての状況に当てはまるわけではありません。楽な生活を送っていても、努力を怠らない人や、苦しい生活を送っていても、心が折れてしまう人もいます。

しかし、一般的には、楽と苦は表裏一体であり、どちらか一方だけということはないということを示すことわざとして使われます。
参考URL:
楽は苦の種苦は楽の種(らくはくのたねくはらくのたね)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書