「縦の物を横にもしない」とは、極めて怠惰な様子を表す慣用句です。
意味
- ちょっとしたことすら面倒くさがって、何もしない
- 動きもせず、ただじっと座っている
- 無気力状態
語源
「縦の物」と「横の物」は、特に決まった意味はありません。
- 縦と横の対比によって、全く動かさない様子を強調していると考えられます。
使い方
「縦の物を横にもしない」は、誰かの怠惰な様子を強く表現したいときに使います。
- 冗談めかして使うこともできますが、本気で呆れている場合にも使うことができます。
例文
- 一日中ソファに座って、縦の物を横にもしていなかった。
- 受験勉強もせず、ゲームばかりして、縦の物を横にもしていない。
- あの会社は、新しいアイデアも何も出さず、縦の物を横にもしていない。
類義語
- ぐうたらする
- 寝そべっている
- 無気力
- 怠惰
- 意欲がない
- 覇気がない
英語訳
- be lazy
- be slothful
- be apathetic
- be unmotivated
- lack initiative
その他
「縦の物を横にもしない」は、あまり褒められた言葉ではありません。
- 誰かを非難したり批判したりするときに使う表現なので、使う場面には注意が必要です。
- 軽々しく使ってはならない表現です。
参考URL:
縦の物を横にもしない(たてのものをよこにもしない)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書