「味も素っ気もない」とは、味がなく、おもしろみもないという意味の慣用句

「味も素っ気もない」とは、味がなく、おもしろみもないという意味の慣用句です。

  1. 味わいがない
  • 料理や飲み物など、本来味がなければならないものが、まったく味がしないことを表します。
  • 塩味が足りない、素材の味を生かしすぎていて物足りない、など様々な理由で味がなく感じられることがあります。

例文:

  • このスープは味も素っ気もなく、とても飲むことができない。
  • 彼の作った料理はどれも味も素っ気なく、食べるのが楽しみではない。
  • 水道水は味も素っ気なく、ミネラルウォーターの方が美味しい。
  1. おもしろみがない
  • 話や文章、作品など、本来おもしろみのあるものが、まったくおもしろくないことを表します。
  • 内容が薄く、展開が predictable である、登場人物に魅力がない、など様々な理由で面白みを感じられないことがあります。

例文:

  • 彼の話はいつも味も素っ気なく、聞いていて飽きてしまう。
  • この小説は味も素っ気なく、最後まで読むことができなかった。
  • この映画は味も素っ気なく、もう二度と見たくない。
  1. 情緒がない
  • 人の態度や表情など、本来感情が表れるものが、まったく感情を感じさせないことを表します。
  • 冷たく無表情である、愛想がない、など様々な理由で感情を感じさせないことがあります。

例文:

  • 彼はいつも味も素っ気なく、何を考えているのか分からない。
  • 彼女の対応は味も素っ気なく、こちらまで冷めてしまう。
  • この部屋は味も素っ気なく、居心地が悪い。

その他

  • 「味も素っ気もない」は、主にネガティブな意味で使われますが、状況によってはポジティブな意味で使われることもあります。
  • 例えば、シンプルなデザインや装飾のない空間を「味も素っ気ない」と表現する場合、無駄がなく洗練された印象を与えるという意味で使うことができます。

類義語:

  • 味気ない
  • つまらない
  • 面白くない
  • 興ざめ
  • 無味乾燥

対義語:

  • 味わい深い
  • おもしろい
  • 楽しい
  • 感動的
  • 情緒豊か

参考URL:
味も素っ気もない(あじもそっけもない)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書